Diseases with Back Pain

Lumbar Disc (Lumbar Herniated Intervertebral Disc)

腰椎椎間板ヘルニアは脊椎にある骨の間で椎骨への衝撃を吸収するクッションのような役割を果たす椎間板が正常の椎間腔を超えて突出し、これが脊椎管を通る神経を圧迫することで痛みが発生する病気です。主な原因は退行性と外傷によるもので、時に明確な原因なしに突如発症する場合もあります。予防保存的治療法には心身の安定、物理療法、運動治療などがあり、手術的治療には微細顕微鏡レーザー手術(MLD)や経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(PELD)などがあります。ナヌリ病院の脊椎専門医らは豊富な経験と熟練した腕、正確な診断により的確な手術を行っています。入院期間は手術ごとに異なりますが、おおよそ3日~5日ほどかかり、場合によっては腰を補助するコルセットを一定期間着用しなければなりません。

Spinal Stenosis

神経が通る脊椎管が狭窄し、神経を圧迫する疾患で、脊椎管が狭まることにより、炎症や狭窄症などの症状が発生します。主に50代を過ぎた後の老化により発病する場合が多く、これは加齢に伴う関節や靭帯の変性肥大、椎間板の膨隆により脊椎管を圧迫するために起こるだめだといえます。腰が曲がったり、長時間歩くことができなかったり、足や腰に疼痛などを感じたりするなどの主症状が現れます。保存的治療や物理療法(神経治療、減圧神経治療術)を通して症状を好転させることができ、歩行に支障がある場合は手術適応となります。

Spinal Compression Fractures

外部からの強力な力により脊椎が押しつぶされるように変形した骨折を言い、背骨や腰に主に発症する病気です。落下する重い物にぶつかったり、床に強く転倒したり、おしりからしりもちをつき、腰に無理がかかった場合などに発生しやすく、主な原因は骨粗しょう症や骨の老化が多く、60代~70代の高齢者によく見られます。疼痛に対する治療と物理療法を並行し、脊椎ショック、下半身麻痺、神経根の損傷が予想される場合は手術適応となります。

Scoliosis

脊柱側弯症は横から見たとき、脊椎の曲線が正常よりも曲がっている病気で、腰椎がS字に曲がる脊椎の変形により、骨盤や肩の左右の高さが違っていたり、体が傾いたりします。おおよそ10歳前後に症状が現れ、特別な原因なしに発生する場合が70%を占めますが、日常生活での姿勢の悪さや先天的な要因による場合もあります。治療は曲がっている程度によって脊椎の前後、側面の筋肉を強化したり、矯正器を着用、深刻な場合は角度調節手術などが行われます。放っておくと内部臓器の損傷を引き起こす場合があるため、細心の治療が必要です。

Osteoporosis

骨粗しょう症は骨量の減少と質的変化により、骨の脆弱性が増し、骨折が起こりやすくなる状態で、骨折部位に痛みを伴う様々な症状が現れます。原因は先天的な骨密度の低下、早期閉経、喫煙、飲酒などがあり、骨密度検査を通して診断することができます。脊椎狭窄症が疑われる場合は、ナヌリ病院脊椎専門医と相談の上、薬物治療を並行しなければならず、生活習慣の改善や骨折の危険性をなくすことが重要です。ナヌリ病院では弱まった骨を支えるため、脊椎内に医療用セメントを注入する最先端バルーン脊椎形成手術を実施しています。

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Back Pain without Knowing the Causes

脊椎疾患の患者さんの中には、検査を受けた後も明確な原因を把握できず、治療が困難な状態にある方が稀にいます。経験豊富な脊椎・関節専門医の揃ったナヌリ病院では、腰に関する原因不明の痛みや症状を多角度から診断、最先端検査機器を利用し、小さな誤差までも未然に防ぎます。ナヌリ病院は患者さんの正確な状態と症状を把握、診断し、これに伴う的確な治療法を提案していきます。

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Diseases with Neck Pain

Cervical Disc

頚椎の間に椎間板が飛び出したり、骨組織が変形し、首を通る脊椎神経を圧迫することで痛みを発生させます。退行性変化からはじまり、椎間板内の水分含量が減少、弾力低下が進んでいくもので、軽い外傷や姿勢の悪さなどにより発病するようになり、腕の痛みが続いた場合などはこの頚椎椎間板ヘルニアを疑ってみる必要があります。初期には薬物療法や物理療法を並行していきます。また、首の前方を切開し、問題のある椎間板を切除し、骨癒合を行う方法、人工髄核を挿入する方法などの手術法や、最近では飛び出した髄核のみを除去する内視鏡手術法で治療を行ったりします。

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Ossification of the Posterior Longitudinal Ligament

首の骨を正常な位置で維持する後部の靭帯がきちんとした役割を果たせずに骨化した病気です。韓国、日本、中国、モンゴルなどの東洋人に多く見られ、家族同士の発病率が非常に高く、遺伝的、人種的要素が多く作用するものと見られています。この他に、外傷、糖尿病、肥満、免疫疾患、未満性骨粗しょう症などにも関連があることが報告されています。これまで、治療が難しく、薬物などで痛みを一時的に和らげる保存治療のみが行われてきましたが、ナヌリ病院では様々な治療方法を導入し、症状緩和に努めています。

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